自然いっぱいの六甲山系。でも、「最近クマのニュースが多いから、六甲山でも出るのかな?」と不安になりますよね。今回は兵庫県・六甲山系におけるクマの出没/痕跡情報を整理し、登山や山遊びに出かける際の 注意点 もあわせてご紹介します。少しでも安心材料になれば嬉しいです!
六甲山系の状況/出没・目撃情報まとめ
まず、どのような情報が出ているかを整理しましょう。
クマが“確実に生息している”とは言い切れないが、目撃や痕跡報告あり
- 「基本的にはこのあたり(阪神間・六甲山付近)はクマの分布域ではない」とする見解もあります。例えば、「六甲山にはクマは生息しておらず、シカやイノシシが出るけどクマの分布域からは外れているとのこと。
- 一方で、少し古めのデータながら「六甲山系でクマと思われる目撃情報・足跡・糞の報告あり」という情報もありました。
最近の具体的な目撃・出没報告
- 令和6年(2024年)5月20日午後2時頃、兵庫県神戸市北区山田町下谷上中一里山にて、成獣のクマ1頭が目撃されたという情報あり(縦走コース・菊水山〜鍋蓋山あたり)
- 令和6年6月17日午前4時頃、神戸市北区有野町唐櫃で体長約1.2 mのクマ1頭+子グマ1頭目撃の情報あり。
- 神戸市は令和6年6月24日午後7時頃、同北区有野町唐櫃で子グマ1頭の目撃報告を受け、現地調査を実施しています。
- また、2024年には北側(例えば三田市内)での目撃情報が相次いだため、監視カメラ100台増設の報道もあり。
まとめると…
- 「六甲山系=クマが常に出る山域」というわけでは ない。
- しかし、少なくとも「出没/目撃の可能性がゼロではない」状況にはある。
- 特に北区・有野町・山田町あたり、縦走コース沿いでの報告が目立つ。
- 加えて、痕跡(足跡、糞)とされるものも報告されており、専門機関も完全に「いません」と断定してはいない。
- そのため、登山・山歩きの際は“クマも念頭に置いた安全対策”が望ましいと言えます。
なぜ出る可能性があるのか?背景を少し
- 山の生態系では、食べ物や通り道を求めて人里近くまで出てくる野生動物が増えています。特に秋から冬にかけて、食べ物を探す動きが活発になります。
- 六甲山系は、市街地・住宅地から比較的近く、登山道やハイキング道も整備され、アクセスが良い分、野生動物と遭遇するリスクも「ゼロではない」環境です。
- また、報道によると神戸市では「鹿(シカ)の定着防止」のための監視カメラ設置を進めており、その設置強化の中でクマの動きも注視されているとのこと。 神戸市公式note
- つまり「普段は頻繁に出ないけど、条件によっては出る/出る可能性が高まる」という状況と捉えるのが現実的です。
月曜日お疲れ様です😊
— 神戸市広報 (@kobekoho) October 27, 2025
この頃、全国で
クマ被害が相次いでいます💦
神戸には関係ない
そう思っていませんか?
実は、近隣市で
目撃情報が出ているという現実…
▼くわしくは(過去記事)https://t.co/kWucMFY8Bd
登山・ハイキング時の注意点(クマ対策含む)
安心して楽しむために、クマだけでなくその他の野生動物(イノシシ・シカなど)も含めた安全対策をご紹介します。特に六甲山系を歩くならチェックしておきましょう。
✅ 基本の登山準備
- 複数人で行動する:1人よりも複数人いる方が安心です。
- 時間帯を意識:早朝・夕方の薄暗い時間帯、遭遇リスクが高まる可能性あり。できるだけ明るいうちに下山することを心がけましょう。
- 登山道を外れない:道標のあるルートを選び、藪や踏み跡の少ないルートには入らないように。
- 音を立てる:話しながら歩いたり、鈴を付けたりして「人の存在」を知らせることで野生動物が驚いて近づいてくるリスクを減らします。
- 食べ物の管理:休憩時の食べ物・お菓子の袋をそのまま放置しない。匂いが動物を引き寄せる原因になります。
- 携帯・地図・ライトなど準備を万全に:急な天候変化やルート外れに備えておきましょう。
⚠️ クマを意識した追加の注意点
- 登山出発前に、自治体(市区町村)の 目撃情報・注意喚起 を確認しましょう。例えば、兵庫県山岳連盟は「六甲山縦走コース(菊水山〜鍋蓋山)でクマ出没注意」など情報を出しています。
- クマの痕跡(爪あと・足跡・新しい糞)を見つけたら、そのエリアには立ち入らない、もしくは速やかに引き返す判断を。
- 遭遇した場合の対応も頭に入れておきましょう:
- 落ち着いてそっと距離を取る。
- 急に走ったり大声を出したりしない。
- 背を向けて逃げるのではなく、ゆっくり後退。
- 大声で叫ぶ・鈴を強く振る・ホイッスルを吹くなど、人の存在を示す手段を用意。
- 避けるべき行動:
- 子グマを見た場合は、絶対に近づかない(母グマが近くにいる可能性あり)。
- 夜間・薄暗い時間帯の山道単独行。
- 食べ物の匂いを強く発する休憩。
- 特にシーズン的に注意:秋〜冬にかけてはクマの出没・行動範囲が広がることが多く、早めに下山しておくのが賢明です。
「じゃあ六甲山ではクマ出るか/出ないか?」結論的に
結論としてはこんな感じです:
- 「頻繁に出る」「毎回出る」という状況では ない。多くの年で、目撃情報は少数か限定されているようです。
- ただし「出ないとは断言できない」状況で、実際に目撃・出没の報告があります。
- つまり、六甲山系でハイキングを予定しているなら、「クマ対策も念のため入れておこう」という姿勢が安全です。
- 特に縦走コース/人里寄りのルート/夕方近くの行動など、少しリスクが高めの条件ではより慎重に。
安心して楽しむためのワンポイント
- 登る前に 最近の目撃情報 をチェック。自治体サイトや登山連盟の情報も活用しましょう。
- ビギナーの方や子どもを連れて行く場合は、視界が開けていて人の通りがあるルートを選ぶのが安心です。
- 山頂/展望台だけでなくゆっくり休憩する際にも、音・匂い・食べ物の管理を。
- 「万が一」に備えて同行者と合流ポイントを決めておく、携帯の充電を確認、ライト・非常食も持っておく等、登山一般のマナー・安全装備を怠らずに。
六甲山(市街地寄りの六甲山系)についての注記
- 神戸市内ではツキノワグマの糞や足跡等、有力な出没情報はありませんとのことですが、神戸市は引き続き市民向け注意喚起ページやクマ対策案内を掲載しており、周辺市町での出没状況と合わせて警戒を呼びかけています。六甲山北側(神戸市北区寄り)を通る場合は周辺自治体の発表(特に三田市・宝塚市など北側の動き)を併せて確認してください。
参考(確認先・チェックしておくとよい公式ページ)
- 兵庫県(ツキノワグマ対策関連/会議資料・注意喚起) — 県全体の傾向と公式集計が掲載されています。最新の県発表を定期的に確認しましょう。 兵庫県ツキノワグマ対策連絡会議のページ
- 神戸市(ツキノワグマ情報・注意喚起ページ) — 六甲山を含む市内での注意点や通報先がまとまっています。入山前の確認に。 神戸市ツキノワグマ情報
まとめ
今回は六甲山系に熊はいるのか、兵庫県や神戸市での出没・痕跡情報について調査してみました。参考になりましたら嬉しいです!

わんこ
最後までご覧いただきありがとうございました!
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