比叡山(延暦寺)を訪れるとき、「自然豊かな山だけど、クマって出るのかな…?」と不安になる方も多いかもしれません。実は、比叡山周辺(滋賀県大津市~京都府境)でも、ツキノワグマの出没情報が報告されており、公式・民間の目撃記録や注意喚起が出ています。
この記事では、
- 比叡山付近にクマは本当にいるのか
- 滋賀県/大津市のクマ出没マップや傾向
- 過去の目撃事例や痕跡情報
- 延暦寺や登山道での注意ポイント・対策
上記について現時点(2025/11/17)での情報をもとにまとめました。参拝者・登山者として知っておきたい “安全に山を楽しむコツ” も紹介します。
比叡山周辺にクマはいる? — クマの生息状況
- 比叡山周辺には ツキノワグマ が生息しています。クママップによると、比叡山では過去に 157件 のクマ出没記録があるという報告があります。
- ツキノワグマは一般に臆病な性格ですが、不意に姿を見て驚かせると危険になる可能性もあるため注意が必要です。
- また、比叡山を管理する 延暦寺 も公式に「クマの出没情報あり」と注意喚起を出しています。
滋賀県・大津市におけるクマ出没マップと傾向
- 大津市のウェブサイトには、定期的に更新される「ツキノワグマ出没情報地図」があります。
- 2025年10月〜11月にも、比叡山中腹の住宅地(比叡平三丁目など)で目撃報告が出ています。
- 滋賀県は、毎年ブナ・ミズナラ・コナラなどの堅果類(クマの重要な秋の栄養源)の結実を調査しており、結実が不作の年にはクマが里に下りてくるリスクが高まると予測しています。
- 県は「早朝・夕方の単独行動を避ける」「鈴・笛・ラジオなどで音を出す」などの注意喚起を出しています。
- また、県として「道端や人家周辺の藪を刈って見通しをよくする」対策も推奨しており、地域ぐるみで被害防止を図っています。
具体的な目撃・痕跡情報
- 大津市の目撃例(2025年)
- 10月29日 19時:大津市八屋戸でツキノワグマらしき動物の目撃。
- 10月27日 22時30分:比叡平三丁目でクマ目撃。
- 11月13日 18時20分:坂本本町(比叡山近辺)で目撃。
- 民間地図・記録
- 「クママップ」には、直近7日間・30日間の比叡山での出没回数が記録されており、活動レベルは「中程度」と評価されています。
- ハイキング者向けのFAQとして、「クマ鈴は有効」「早朝・夕方の行動に注意」などのアドバイスが掲載されています。
延暦寺・登山道での注意ポイントと対策
延暦寺を参拝したり、比叡山を登山する際に気をつけたいポイントを以下にまとめます。
- 登山/ハイキング時
- 単独行動は避ける(特に早朝・夕方)。
- 鈴・ラジオ・笛などを携帯し、定期的に音を出して “自分は人がいる” と知らせる。
- 藪や見通しの悪いところは避ける。もし足跡・糞などクマらしき痕跡を見たら、その場所を通らず別ルートを検討する。
- 食べ物の管理には注意。山に持ち込む食料は密閉し、ゴミは適切に処理。
- 参拝者として
- 延暦寺周辺の参道を歩くときも、自然に囲まれた場所があるため注意は必要。
- 夜間や薄暗くなってきた時間帯の参拝・移動は避ける方が無難。
- 地域・自治体の出没情報をチェック
- 大津市や滋賀県の “クマ出没情報地図” を定期的に確認。
- 登山前には最新の目撃情報や警報が出ていないかを確認する。
- 地域との共存意識を持つ
- クマが里に降りてくる背景には、食べ物(ナッツ、果実など)の不足がある可能性。
- 地域住民・自治体と連携し、環境整備(藪の見通しをよくするなど)を進めることも重要。
結論とまとめ
- 結論:比叡山(延暦寺周辺)にはツキノワグマが実際に出没する可能性があります。目撃情報や痕跡も報告されており、無視できないリスクです。
- リスクの程度:クママップでは活動レベル「中程度」とされており、注意を払えば大きな危険を回避できる可能性が高いです。
- 対策ポイント:音を出す、明るい時間に行動、ゴミや食べ物管理、最新情報の確認がキー。
- 心構え:自然の中を歩くとき、クマもまたその “住人” の一つだという共存の意識を持つことが大切です。
参考リンク/出典
- 比叡山 延暦寺「クマの出没情報」注意喚起 比叡山延暦寺 公式サイト
- 大津市 ツキノワグマ出没情報地図 & 目撃情報 大津市公式サイト
- 滋賀県 堅果類調査とクマ出没予測 滋賀県公式ウェブサイト
- クママップ:比叡山 出没記録 Kumamap

わんこ
出かける際は複数で行動しましょう‼

わんこ
最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント